好きなテレビ番組はアド街とタモリ倶楽部です、森田です。
すでに書いたかと思いますが、森田は約一年前に西国三十三箇所観音霊場(まあ、一番メインのやつ。関東在住の人でもこれだけ観光とセットで全部めぐろうとする人も多い)の全箇所制覇を達成しました。
で、今度は坂東と秩父をめぐろうということになったというわけです。男だったら全部制覇したいですからね。男らしいよね。
※なお、秩父三十四箇所はこのあと、一日で強引に制覇しました。
今回は千葉県の史跡を、主に坂東三十三箇所観音霊場を中心にめぐります。

というわけで、まず飯香岡(いいがおか)八幡宮からスタート。市原市で、内房線の八幡宿駅が最寄りです。といっても、車でまわってますけどね。
結論から言うと、坂東三十三箇所観音霊場を公共交通機関だけでまわるのはほぼ無理です。別に有名なほうが偉いというわけではないが、現実問題として有名な寺が多いほうが交通も整備されてます。坂東の寺のほうがマイナー率が高いので、その分行きづらいところが多いのです。

拝殿は県の文化財。1691年のもの。なお、本殿は重文ですが、工事中で全く見れなかったです。残念! 重文・国宝クラスは修理してる確率がかなり高いので、注意しましょう。といっても、ウェブレベルの情報だとわざわざ書いてないのできついですが。今回も一応ウェブで神社名と工事って単語ぐらい入れて検索したはずです。
この神社は上総の総社とされていた古社で、相当に広いです。実際このへんに国府があったので、総社だった可能性は高いでしょう。だいたい近所にあるので。

千葉県の天然記念物の夫婦銀杏。

続いて、木更津市の三十三箇所観音霊場、高倉観音の高蔵寺にやってきました。いきなりファイティングポーズのエビス。

仁王門。

本堂の内部。さすが三十三箇所観音霊場だけあって、絵馬などがたくさん奉納されてます。

特殊な高床式の本堂。戦国時代に建てられたと言われてるようですが、正確な年代はわからないそうです。

続いて君津市の神野寺(じんやじ)へ。鹿野山(かのうざん)の山頂のあたりにある古刹です。

順序がおかしいですが、まず奥之院の写真から。天狗を祀ってます。

天狗なので下駄も奉納してます。

奥之院の建物はこんな感じ。

こちらは重文の表門。

全体的に見た目以上に古く見える建築が多いです。

こちらが1710年完成の本堂。県の文化財。山の上といっても、350メートルぐらいの山なので、広い場所もとれたのか相当にデカいです。

ちょっと離れて撮影すると全く別の建物に見える。これは興味深い。

昼は千葉県の海沿いに来たので、寿司を食べた。なめろうはこのへん発祥のはず。こんなのまずいわけがない。
猫ダニャー。続いて館山市の那古寺(なごじ)へ。内房線の那古舟形駅から徒歩で行ける距離だが、那古舟形駅に行くのが普通は大変です。車で行こう。
坂東三十三箇所観音霊場のラスト。ポジション的に千葉県の寺は後半の番号の所が多いです。まあ、ここ以外の霊場をめぐってるなら、わざわざ鈍行で行くのもオツかもしれない。

仁王門をくぐって境内へ。

海が近いのでこういう景色になります。

観音堂は県の文化財。1703年の元禄の地震で建物がすべて壊れて、これも1758年の建築です。

海に近い山にへばりつくようにして建っているお寺です。

こちらの多宝塔も県の文化財。
こんな感じで千葉県の寺社をめぐっております。次回もこの続きです。
行き方
・飯香岡八幡宮
内房線の八幡宿駅から数分。ただし、現在本殿修理中のため、見えないかもしれないので注意。
・高蔵寺(高倉観音)
相当辺鄙なところにあるので公共交通機関で行くのは推奨できない。
・神野寺
内房線の佐貫町駅からバスで30分ほど。ただし本数は6便ぐらいしかないので、車で行きたいところ。
・那古寺
内房線の那古舟形駅から徒歩10分ほど。
今回は下のほうで告知を書いておきます。
さてさて、告知。『セントレイン戦記』の書影が出ました!

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