堂山王子神社・飯野八幡宮・白水阿弥陀堂(福島県田村市・いわき市)

どもども、森田です。
まず、告知を。3月に新シリーズ『不戦無敵の 影殺師 ( ヴァージン・ナイフ )』が出ます。タイトルはけっこう最近よく見るタイプだなと思ったあなた、ところがどっこい(古い)、これ、趣味で書いた小説が元なんです。つまり、やりたい放題やっております。けっこう、とんでもない作品だと思います。どうかよろしくお願いします!

長らく、福島県史跡めぐり(というか会津地方のみ)をやってきましたが、今回はようやく会津を脱出してほかの福島県の史跡をめぐります。

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まず、堂山王子神社です。多分、車でないと行く気しないようなところにあります。
神社を名のっていますが、廃仏毀釈、神仏分離のときに神社になっただけで、もともとは東堂山観音寺と名乗っていました。

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重文の本堂? 一応神社らしいので、本堂はおかしいのですが、どう見ても本堂です。神社建築ではない。室町時代中期の建築です。神社と寺を截然と分けようとすると矛盾した存在が出てくる好例です。なお、今も「観世音」と書いた額がかかっています。

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続いて飯野八幡宮に。いわき駅から歩いて行ける距離にあります(車で行ってますけど)。磐城地方を室町時代に岩城氏が統一すると、地域の総鎮守として、大きな勢力を持ちました。江戸時代以降もけっこう発展して、江戸前期から中期に作られた社殿が軒並み重文に指定されています。

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まず入り口の唐門(楼門が手前にありますけど)。だいたい、全部重文なので、とくに説明しません。

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この日は晴れていて、寺社仏閣めぐりにはちょうどよかったです。前日までの会津の信じられないような寒さがウソのよう。これが太平洋側と内陸の違いか。

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神々しいというよりは、きれい、といったほうがいい雰囲気の神社です。建物一つ一つが割とコンパクトで、かつ揃っていて、美しい。

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近所にあったら、絶対通いたい。右側は若宮の社殿です。

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ここまで統一感のある神社も珍しいです。まあ、写真だけ載せてもわかりづらいですが参拝していただければだいたい理解してもらえると思う。

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楼門もあんまり巨大というほどではないのが、かえってちょうどいい。

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この建物も新しく見えるけど、江戸時代のもので重文らしいです。

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続いて白水阿弥陀堂です! 日本史やってた人は参考書で見たことがあるはずだ! 日本の阿弥陀堂建築の白眉。余裕の国宝です。

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もちろん、本体の阿弥陀堂もいいのですが、浄土式庭園も素晴らしいです。ここが昔の人の想像してた浄土の風景かというのがわかる。

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少しずつ本体へ近づいていきます。

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白水阿弥陀堂は正式には願成寺(がんじょうじ)阿弥陀堂。藤原清衡の養女が亡き夫の冥福を祈るために1160年(つまり平安時代)に築いたと言われています。そのときに中尊寺金色堂を模して建立した。とかなお白水という文字は平泉の「泉」を二文字に分割したものと言われています。
細かく調べてないですが、まあ、平安時代の東北地方の建築物とか、ほかに類例がないかと思います。いかに奥州藤原氏とその親戚たちの権力がでかかったか、想像できます。

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浄土の風景。平和な感じだけど、ネット環境とかないと飽きそう。

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中にもちゃんと入れます。団体客と鉢合わせてその人ら用の説明がはじまって、出られなくなった。個人で寺社まわってると、けっこうよくある。

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石が映ると神々しく見える。

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静かなようですが、けっこうお客さんいます。人いないタイミングで撮影するの、けっこう難しかった。

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しかし、本当によくこの建物だけ残ってたなと思います。奇跡としか言いようがない。

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福島めぐりのラストが福島県唯一の国宝建造物というのは、ある意味ちょうどよかったかもしれません。

行き方
堂山王子神社は一応近くにバス停はありますが、車で行ったほうが無難。本当に集落って感じのところにぽつんとあります。道かどうか怪しい山道をのぼると小さな奥之院にも行けますが、小さなお堂があるだけなので、足に自信がない人は遥拝しましょう。

飯野八幡宮はいわき駅から1キロ弱なので、十分に徒歩圏内。ただ、いわき駅からだと地形的に坂をのぼることになるかも。磐城地方屈指の重要な神社なので、近辺にお住まいの方はいわきに行った際はご参拝ください。ぜひよく晴れた日に行ってほしいです。

白水阿弥陀堂は一番近い駅が普通しか止まらない内郷駅が最寄りなので、少し厄介。内郷駅付近の停留所から200円ほど。いわき駅始発の路線(川平行き)なので、いわき駅からでも乗れますが、運賃は380円。本数はド田舎のバスと比べれば、それなりにあるので使えなくはないです。


次回は奥州平泉をめぐります。
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喜多方蔵の里とラーメンめぐり・大内宿・恵日寺(福島県会津地方)

どもども、森田です。一年で一番寒い時期なのでしょうが、大変冷えてます。
たまに東京の人から福井はもっと寒いのではと言われますが、八王子市のほうがはるかに寒いですよ。マイナス6度の日とかはさすがにびびりました。
あと、雪国は建物のつくりが違うのか、室内がかなりあったかくなるように設計されてます。冬はあんがい過ごしやすかったです。まあ、それはどうでもいい話ですね・・・。
さて、今回は会津特集2日目です(ブログだと3回目の更新)。

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まず、喜多方駅から2キロほど離れた喜多方蔵の里へ。
ここにはいくつか、古建築が集まっています。喜多方というと、蔵の街として有名ですからね。

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こういう蔵が展示されています。

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民家もあります。

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このあたりの民家の特徴なのか、かくっと曲がってるんですよね。

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これだけ白いと汚れないようにするのが大変そうです。

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やっぱり曲がっている。名前も「曲り家」だし。どういうメリットがあって、こういう形になってるかは不明です。

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このあと、喜多方ラーメンを食べに行きました。まず、まこと食堂。一口食べて、これは美味い、とわかる味。食堂というだけあって、メニューにはかつ丼や玉子丼もありますが、やっぱりみんなラーメンを頼んでました。この日もとんでもなく寒かったので、ラーメンのあったかさがしみました。

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ラーメン店をはしごして、次はなまえという名前のお店に。ここはかなりシンプルだけど、それでもしっかりと美味い。ここまでシンプルにできるってことは、それだけ自信があるのだろうなと。
さて、ここでこの日の史跡めぐり、岐路に立たされます。
というのも、あと、会津でまわっておきたい大内宿が思いっきり山の中で、凍結の危険が高かったからです。車のタイヤにチェーンなどない(まだ11月頭)ので、山道で凍結してたら危険すぎる。
観光協会に問い合わせてみたところ、保証はできんけど、たぶん大丈夫的なことを言われました。さて、どうするか。

あと、会津に入る前、とあるサービスエリアで白河ラーメンも食べたのですが、当たり前ですが、いかにもフードコートのラーメンみたいな超オーソドックスな味のやつが出てきてしまい、評価のしようがないので、ブログに書きませんでした。

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思い切って、行ってみた。つららがものすごい。

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どう見ても屋根が白い。大内宿は一般観光客もわんさか観光バスでやってくる秘境的観光地です。しかし、寒い。とにかく寒い。

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民家はほぼすべてお店になってるので、昔ながらの街道の雰囲気はちょっと味わえないかも。おかげ横丁みたいなものでしょうか。

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なぜか幕末感がある。
どうでもいいけど、去年の大河ドラマは孤独のグルメのせいで、親父さんが死ぬかもしれない戦いに行くシーンも、腹が減ったから店探しにいく情景と重なってしまい、まったく入り込めませんでした。

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お店の人はいまだに住んでるのか。それとも、この山の上に通勤してるのか。そんなどうでもいい議論が白熱していました。

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冬景色のせいでこれはこれでいい雰囲気でよかった。

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宿場の一番上、見下ろせるところに寺社が配置されるようです。

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見下ろしたら、やっぱり屋根が雪化粧。

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建物の横には水路があって、生活用水としても使用されている感じでした。

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やっぱり、この日は寒い。凍結の危険がマジであったので、あわてて戻りました。

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帰り、芦ノ牧温泉のあたりの写真。

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とりあえず道の駅に避難。しかし、ついつい、人気のそばアイスを買ってしまい、また寒い思いして食べる。

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道の駅ばんだいは、ほかにも生どらやきという商品が人気でした。こっちも買って食べましたが、美味かったです。

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さて、この道の駅ばんだいからかなり近いところに恵日寺(えにちじ)があります。一種の遺跡公園ですね。平安時代、最澄の論敵だった徳一(とくいつ)がこの恵日寺を拠点にして、頑張っていました。
おそらく磐梯山自体を神の山とするような山岳修験ぽい信仰を基盤にしていたと思います。平安時代の会津というと、今なんておよびもつかない田舎だと思われるので、そこに大寺院があったというのは、けっこうとんでもないことです。
そのあと、恵日寺は衰退しますが、ただいま、遺跡調査による復元や博物館が作られています。

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これは復元された金堂だと思われます。

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これはちょっと奥地にある徳一廟。中には平安時代建立の五重の石塔が入っています。
このあと、猛烈ダッシュで拝観時間ぎりぎりの博物館に向かいました。オンタイムのはずなのに、もう今日は誰も来ないだろうと思われて閉められていた……。あれ、あれと戸惑ってたら、誰か来たと気づいてもらって開けてもらいました。
すでに電気なども消していたらしく、あわてて中の人が電気をつけてました。ご迷惑おかけしました。

行き方
喜多方でラーメンを食べるだけなら、喜多方駅からでもアクセス可能。喜多方蔵の里は喜多方駅から20~30分ほどの距離。
大内宿は車がないとまず行けないところにあります。ただ、冬場に行くのはけっこう危ないかもしれません。なお、大内宿と会津若松市街地の間にちょうど芦ノ牧温泉があるので、ここに宿泊地を定めるというのもアリかも。
恵日寺や道の駅ばんだいには定期バスも運行しているので、バスでアクセスもできますが、そこで半日使うのは史跡に興味ある人でないと厳しいか。時間があるなら、道の駅ばんだいで土産物選びなどをするのもいい。ただし、生どら焼きなどはあまり遅くに行くと売り切れている可能性もあるので注意。


次回は福島県唯一の国宝、白水阿弥陀堂へ向かいます。

立木観音・円蔵寺・中田観音・法用寺・冨岡観音・伊佐須美(いさすみ)神社(福島県会津地方)

どもども、森田です。
寒すぎる。
さて、前回に続いて会津をめぐります。

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まず、いきなり民家ですが、こちらの五十嵐家住宅(1729年の建築、重文)は、立木観音(恵隆寺 えりゅうじ)のすぐそばにあります。

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さて、立木観音に入っていきます。ここはころり三観音の一つですが、ぶっちゃけ一番観光地っぽい空気を醸し出しています。お土産売ってるおばちゃんとかも駐車場の横にけっこういた。

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本堂は鎌倉初期のものらしく、重要文化財。本当に鎌倉初期だったら、国宝までいってもよさそうなものですが。
さて、写真ではわかりづらいですが、この建物、相当でかいです。そして、この中に鎌倉時代初期の木造の巨大観音様がいらっしゃいます。木彫りの像としては8.5メートルで日本最大。立木(たちき)観音という名前もそのサイズからついたものではないでしょうか。で、そんな大きな仏様をお堂に入れるのはほぼ無理なので、どうも仏像があって、そこに合うようにお堂を作ったのではというような話もあるそうです。拝観にはお金がかかりますが、これは必見かと。

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三観音によくあるだきつき柱。ただ、これ、男二人でそれぞれ別の柱に抱きついてると、かなりホモっぽいので、おすすめしません。男女で行こう。

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寺のすぐそばには、心清水(こころしみず)八幡神社があります。もともとは立木観音と一体となっていたようです。名前がかっこいい。

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続いて、柳津(やないづ)の主要寺院、円蔵寺へ。なんか、すごいところに建ってる。虚空蔵菩薩信仰で有名な寺院です。
なお、この時間、猛烈に冷たい雨が降っていて、この直前までみぞれでした。信じられないほど寒かったです。

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山岳寺院というか、奇岩があるから寺院にしたという感じ。

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赤べこがいた。

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本堂。雪とか入るからなのか、入口から入って右側が仏様のいらっしゃるところになります。変則的な作りなのですが、たしか、ほかにもこの構造の本堂が会津にあった気がするので、このあたりでは普通なのかも。

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お寺からの景色。さすが岩の上。美しいけど、とにかく寒くて、それどころじゃなかった。

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お寺のこのあたりの構図の写真、柳津の観光マップでやたらと使われてます。紅葉の名所らしい。かなり散ってますが、それでもきれい。

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奥之院弁天堂は少し離れたところにあります。室町時代の禅宗様式の建物で、重要文化財。この直後、あまりの寒さにカメラのバッテリーが上がりましたが、ぬくい車で移動しているうちに復活しました。
なお、このあたり、あわまんじゅうが名物です。昔の住職が災難に「あわ」ないように作ったとかいう伝説があります。ほんまかいなとちょっと思いますが、もちもちしててかなり美味かったです。なお、美味くないものはわざわざこの寺社ブログで言及しないので、そこはご安心ください。ただ、日持ちがあまりしないのでお土産にしづらそうだ。

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続いては、中田(なかだ)観音の弘安寺へ。ここも、ころり三観音の一つです。

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こちらは鎌倉時代後期の弘安年間に作られた観音堂の厨子だったもの。そのあと、弁天堂にされて、今に至ります。重要文化財。たぶん、厨子だし、蔵に入ってて見れないだろうと思ったら、普通に開いていて見れた。

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巨大なわらじが庶民信仰の寺ということを示してます。

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次は法用寺。天台宗のかなり大きな寺院ですが、今は無住のようです。

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こちらで目立つのはこの三重塔。江戸時代のものですが、会津で塔というとここだけのようです。

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次に冨岡観音と言われている福生寺(ふくしょうじ)観音堂へ。いつごろに作られたものか書いてませんでしたが、室町後期ぐらい? 国の重要文化財。

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伊佐須美(いさすみ)神社は近年、不審火で社殿が焼けて、現在復旧作業中です。近い時期に二件火が出たので、放火だろうか。もし、そうだとしたら罰当たりすぎる。
会津総鎮守の神社です。

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夕飯は会津若松市内で、馬骨ラーメンという珍しいラーメンを食べました。チャーシューも馬肉。寒い日にあったかいラーメンは助かる。

行き方
前回の更新と同じ日に全部まわってます。車があれば、だいたいまわれるかと。今回の中で、観光地らしい観光地は立木観音と円蔵寺でしょうか。どっちも周囲にお土産売ってるところも多く、普通に観光ができます。円蔵寺のある柳津は温泉地としても有名で、できれば晴れてる日に行きたいところ。
会津のような雪深いところは積雪のある季節は拝観できないお寺もあるので、冬場に行く時は要注意。



次回は同じ会津でもちょっと趣向を変えて、喜多方と、余裕があれば会津でもメジャーな観光地、大内宿をまわりたいと思います。

熊野神社・勝常寺・鳥追観音その他延命寺・八葉寺・勝福寺・円満寺(福島県会津地方)

どもども、森田です。

八王子が神戸より寒くて難儀しています。さすが内陸部。どうも北の山から風が吹き下ろしてきているようです。

さて、今回からしばらく会津シリーズでございます。某大河ドラマの影響をこのブログを受けましてと言いたいところですが、意図的に避けているのかと思われるほど大河ドラマと関係ない場所ばかりまわっております。

じゃあなぜ会津と思われるかもしれませんが、実は会津地方は古建築が集中して残っているエリアなんです。もちろん、奈良県とか滋賀県とかと比べると、どうしてもかなわないですが、東北では屈指の集積率と言っていいでしょう。古い建物の数だけなら世界遺産となった平泉などよりはるかに多いです。まあ、エリアの広さが違いすぎますが……。

重要文化財がやたらと集まっている東北のエリアとしてはほかに青森県の弘前などがありますが、あちらはほぼすべて近世のものなので、古さでは会津に分があります。

前置きが長くなりましたが、会津の史跡めぐりに参りましょう。

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まず、延命寺地蔵堂から。重要文化財で、案内板と内容が異なりますが、本には室町の建物と書いてました。
この寺は幕末に多くが焼けて、この建物は残りました。

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地蔵堂は二階大堂とも呼ばれているためか、こんな名前の公園が。

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続いて、八葉寺へ。今回の旅は友人の車に乗せてもらっています。さすがに車でないと会津はまわれない。

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八葉寺の阿弥陀堂(中央)は安土桃山時代のもので重要文化財。伊達政宗に焼かれたものを再建したものです。政宗め。

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アップした写真も。
なお、この日、激烈に寒かったです。このあと、雪も吹雪いてきました。

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続いて、勝福寺観音堂へ。思いっきり書いてて楽です。

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こちらが観音堂。1558年、蘆名盛興の再建です。

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銅鐘もあって、こちらも蘆名氏の作ったもの。山梨県をめぐっていると、武田氏の影響力をひしひしと感じますが、戦国大名の財力というのは寺院復興には欠かせなかったようです。

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さて、どっちかというと、マイナーなところをまわってきたので、そろそろ有名どころへ! どこが有名やねんと思った方、ここはそれまでのところと違って普通に観光地です。まあまあ、観光客もいました。
喜多方市の熊野神社です。鳥居がかっこいい。ですが、ここのメインはこの先です。

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巨大建築なのですぐに見えてきた。

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デカい。熊野神社長床(ながとこ)です。横は30メートル近くあります。国の重要文化財。

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中にも上がれます。神殿といったおもむき。

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この長床は拝殿の役目を果たしていて、階段の上には本殿があります。熊野三所権現が並んでいます。

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とにかく、この長床が絵になる。

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続いて、こちらもかなり有名な勝常寺へ。この薬師堂は室町のもので重要文化財。ただ、こちらは建物より仏像がメイン。国宝と重要文化財の平安仏がたくさんいらっしゃいます。これだけ北の寺でこんなに残ってるのは奇跡のレベル。
なお、拝観には事前の電話連絡などがいりますが、詳しくは刊行サイトなどをご確認ください。冬場は拝観できない時期もあるはず。

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昼食。この時間、さらに冷えてきたのであったかいけんちんそばを食べる。

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けんちんそば食べた店のすぐそばの鳥追(とりおい)観音。正式には如法寺。ころり三観音の一つです。会津の寺社というと、熊野神社、勝常寺、この三観音あたりが割と有名ですが、当然のように全部行きました。まず三観音の一つ目。

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本堂と仁王門は県の文化財。本堂は江戸時代初期のもの。激烈に寒い。本当に寒い。車から出たくないレベル。

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こんなふうに三観音信仰がこのへんでは強いです。

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このあと、数キロ離れたところにある円満寺観音堂へ。室町末期のものらしく、国の重要文化財。

やたら重文、重文言ってますが、東北地方でこれだけ中世の重要文化財が集まってるエリアはほぼ絶無です。会津が昔から豊かだったことが伝わってきます。
というわけで次回も会津めぐりを続けます。

行き方
とにかく、会津は広いので公共交通機関でまわるのは現実的じゃないです。メジャーなスポットの勝常寺と熊野神社だけなら電車とタクシーなどで行けなくもないですが。なお、僕が勝常寺を訪れた時には、タクシーで来ていた老夫婦がいました。
ちょうど昼過ぎぐらいまでに、ここまでまわっています。なお、前日に会津若松に泊まるという手を使って朝からまわっています。

善導寺・如宝寺・郡山市の石造物(福島県郡山市)

どもども、森田です。
まずは、告知です。
『烈風の魔札使と召喚戦争』2巻が25日に出ます! よろしくお願いします!
ここをクリックしてもらえれば、あらすじに飛びます。


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今回は郡山をめぐります。
大都会、郡山。
ただ、今回の郡山近辺の旅はかなり突発的なものです。
本来、この日は水郡線(郡山(厳密には隣の安積永盛駅)と水戸を結ぶ長いローカル線)の旅をのんびりやる予定でした。ただ、乗る予定だった臨時列車(11時59分発)がない日に郡山に到着してしまい、数時間ぽっかり時間が空いてしまいました。
ちなみに、臨時列車の前後の列車は、9時18分発、13時49分発。
つまり13時49分発までどこにも行けない状態になってしまったわけです。これは郡山駅近辺をめぐるしかあるまい。


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個人的に素敵な行き先。

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駅から近い安積国造(あさかくにつこ)神社。
朱子学者の安積艮斎(ごんさい)はここの神社の子で、昌平黌教授となり、岩崎弥太郎なども教えました。

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お多福が怖すぎる。

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社殿。

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次いで、近所の善導寺へ。この本堂はだいたい100年前のものですが、国登録文化財です。つまり、近代建築として立派ということですね。

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こちらの善導寺庫裏も国の登録文化財。なかなかにシャレオツです。


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続いて如宝寺(にょほうじ)へ。
こちらの書院も国登録文化財。三条実美視察のときに、地元有志が作った建物を移築したものだとか。
重文の鐘や、重文の塔婆(2つ)があります。

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本堂。かなり大きな寺です。

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仁王門には除染作業中の看板が、まだ原発事故は終わってないのだなと実感。

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とにかく、敷地が広い。

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この重文石造物展示施設で、重文の塔婆や笠塔婆が見れます。その他、かなり古い石造物がいくつか置いてあって、石造物ファンにはたまらない場所かと。郡山は市街地にいくつも中性石造物がある、なかなかナイスな街です。

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たとえば、この何の変哲もない熊野神社も、

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浮彫の阿弥陀三尊塔婆があります。おそらく、鎌倉時代のものとのこと。
余談ですが、この日はおそらく36度とかは軽くあるような日で、この写真を撮ってる前後で熱中症のせいか、気分が悪くなりました。ヤバいと思いました。


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また、駅からかなり近い阿邪訶根(あさかね)神社には、こういうものがあります。説明が面倒なので、そのまま案内板を載せる。

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こういうものです。ぶっちゃけ、本物を見てもわかりづらいので、写真ではかなりきついですが……。とにかく、古い石造物が郡山市内にはたくさんあるのです。

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このあと、やっときた水郡線に乗りました。前回、佐竹寺に行く時に使って以来の利用。この日、水戸まで乗ったことで、水郡線を支線含めて全部乗ったことになりました。

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なかなかレトロな雰囲気の駅があった。

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変わった形の駅があったので、撮影。
次回は水郷地帯、佐原をめぐります。
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ウタカイ (Yuri‐Hime Novel)(2013/01/18)
森田 季節:作 えいひ :絵

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つきたま ※ぷにぷにしています (ガガガ文庫)(2012/12/18)
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魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)(2012/11/30)
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お前のご奉仕はその程度か?5 (GA文庫)(2012/10/17)
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小説 いまいち萌えない娘(2012/09)
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デキる神になりますん2 (ファミ通文庫)(2012/06/30)
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神聖魔法は漆黒の漆原さん2 (MF文庫 J も 2-9)(2012/05/24)
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ノートより安い恋 (Yuri-Hime Novel)(2012/03/17)
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落涙戦争(2012/03/07)
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NOVA 4---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)(2011/05/07)
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コミック百合姫 2011年 01月号 [雑誌](2010/11/18)
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