どもども、森田です。一年で一番寒い時期なのでしょうが、大変冷えてます。
たまに東京の人から福井はもっと寒いのではと言われますが、八王子市のほうがはるかに寒いですよ。マイナス6度の日とかはさすがにびびりました。
あと、雪国は建物のつくりが違うのか、室内がかなりあったかくなるように設計されてます。冬はあんがい過ごしやすかったです。まあ、それはどうでもいい話ですね・・・。
さて、今回は会津特集2日目です(ブログだと3回目の更新)。

まず、喜多方駅から2キロほど離れた喜多方蔵の里へ。
ここにはいくつか、古建築が集まっています。喜多方というと、蔵の街として有名ですからね。

こういう蔵が展示されています。

民家もあります。

このあたりの民家の特徴なのか、かくっと曲がってるんですよね。

これだけ白いと汚れないようにするのが大変そうです。

やっぱり曲がっている。名前も「曲り家」だし。どういうメリットがあって、こういう形になってるかは不明です。

このあと、喜多方ラーメンを食べに行きました。まず、まこと食堂。一口食べて、これは美味い、とわかる味。食堂というだけあって、メニューにはかつ丼や玉子丼もありますが、やっぱりみんなラーメンを頼んでました。この日もとんでもなく寒かったので、ラーメンのあったかさがしみました。

ラーメン店をはしごして、次はなまえという名前のお店に。ここはかなりシンプルだけど、それでもしっかりと美味い。ここまでシンプルにできるってことは、それだけ自信があるのだろうなと。
さて、ここでこの日の史跡めぐり、岐路に立たされます。
というのも、あと、会津でまわっておきたい大内宿が思いっきり山の中で、凍結の危険が高かったからです。車のタイヤにチェーンなどない(まだ11月頭)ので、山道で凍結してたら危険すぎる。
観光協会に問い合わせてみたところ、保証はできんけど、たぶん大丈夫的なことを言われました。さて、どうするか。
あと、会津に入る前、とあるサービスエリアで白河ラーメンも食べたのですが、当たり前ですが、いかにもフードコートのラーメンみたいな超オーソドックスな味のやつが出てきてしまい、評価のしようがないので、ブログに書きませんでした。

思い切って、行ってみた。つららがものすごい。

どう見ても屋根が白い。大内宿は一般観光客もわんさか観光バスでやってくる秘境的観光地です。しかし、寒い。とにかく寒い。

民家はほぼすべてお店になってるので、昔ながらの街道の雰囲気はちょっと味わえないかも。おかげ横丁みたいなものでしょうか。

なぜか幕末感がある。
どうでもいいけど、去年の大河ドラマは孤独のグルメのせいで、親父さんが死ぬかもしれない戦いに行くシーンも、腹が減ったから店探しにいく情景と重なってしまい、まったく入り込めませんでした。

お店の人はいまだに住んでるのか。それとも、この山の上に通勤してるのか。そんなどうでもいい議論が白熱していました。

冬景色のせいでこれはこれでいい雰囲気でよかった。

宿場の一番上、見下ろせるところに寺社が配置されるようです。

見下ろしたら、やっぱり屋根が雪化粧。

建物の横には水路があって、生活用水としても使用されている感じでした。

やっぱり、この日は寒い。凍結の危険がマジであったので、あわてて戻りました。

帰り、芦ノ牧温泉のあたりの写真。

とりあえず道の駅に避難。しかし、ついつい、人気のそばアイスを買ってしまい、また寒い思いして食べる。

道の駅ばんだいは、ほかにも生どらやきという商品が人気でした。こっちも買って食べましたが、美味かったです。

さて、この道の駅ばんだいからかなり近いところに恵日寺(えにちじ)があります。一種の遺跡公園ですね。平安時代、最澄の論敵だった徳一(とくいつ)がこの恵日寺を拠点にして、頑張っていました。
おそらく磐梯山自体を神の山とするような山岳修験ぽい信仰を基盤にしていたと思います。平安時代の会津というと、今なんておよびもつかない田舎だと思われるので、そこに大寺院があったというのは、けっこうとんでもないことです。
そのあと、恵日寺は衰退しますが、ただいま、遺跡調査による復元や博物館が作られています。

これは復元された金堂だと思われます。

これはちょっと奥地にある徳一廟。中には平安時代建立の五重の石塔が入っています。
このあと、猛烈ダッシュで拝観時間ぎりぎりの博物館に向かいました。オンタイムのはずなのに、もう今日は誰も来ないだろうと思われて閉められていた……。あれ、あれと戸惑ってたら、誰か来たと気づいてもらって開けてもらいました。
すでに電気なども消していたらしく、あわてて中の人が電気をつけてました。ご迷惑おかけしました。
行き方
喜多方でラーメンを食べるだけなら、喜多方駅からでもアクセス可能。喜多方蔵の里は喜多方駅から20~30分ほどの距離。
大内宿は車がないとまず行けないところにあります。ただ、冬場に行くのはけっこう危ないかもしれません。なお、大内宿と会津若松市街地の間にちょうど芦ノ牧温泉があるので、ここに宿泊地を定めるというのもアリかも。
恵日寺や道の駅ばんだいには定期バスも運行しているので、バスでアクセスもできますが、そこで半日使うのは史跡に興味ある人でないと厳しいか。時間があるなら、道の駅ばんだいで土産物選びなどをするのもいい。ただし、生どら焼きなどはあまり遅くに行くと売り切れている可能性もあるので注意。次回は福島県唯一の国宝、白水阿弥陀堂へ向かいます。