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古書店で買った明治の教科書

もう、かなり前の話しなんですが、古書店で、明治時代の国語の教科書を買ってきました(小1と小5)。これがなかなか面白い。、小1の段階で「杉」とか「麻」とか「甚」とか習わせていて、えらい高度やなあと思う。まあ、5年生の教科書は「刎頚」とかいきなり出てくるし、やたらレベル高いです。


 で、小5の教科書のほうの持ち主は「福井捨次郎」、小1のほうは「福井うの」という人だったらしい。名前が裏に書いてあるんですね。もう一箇所書いてあるところがありまして、小5の1ページ目をめくると、前表紙の裏面にでかでかと「棄次郎」とある。棄次郎なのか捨次郎なのかはっきりしろと思うのですが、昔は音が大事で漢字は当て字みたいな発想だったのでしょうか。


で、この教科書、やたらと赤い部分が多いことに気づく。何で、こんな朱がついているのかと思うと、教科書の挿絵の人物の顔が片っ端から赤くなっている。

 捨次郎、教科書の人間、赤く塗ってるよ! 捨次郎、落書きしすぎ!


 顔に注目して絵を見ていくと、犬の顔まで赤くなってました。このお茶目さんめ。


 あと、裏にはもう一人、「玉川学」という名前が見える。おそらく、この玉川学が捨次郎に教科書をやったのではないでしょうか。あと、うのと捨次郎の関係は、捨次郎のほうが兄のはず。同時期に店にいらない教科書を売ったとしたら、姉の小1の教科書と弟の小5の教科書が同時に流れるとは考えづらいので。玉川学が福井兄妹に教科書をあげたのか、それとも学が福井棄次郎に教科書をあげ、さらにそのお古をうのがもらったのか、どうなんだろう。



 ちなみに、その時、友人は元禄時代の熟語用語集みたいなのを買っていました。こっちも100円でした。意外と古書店には変なものが並んでいます。たまにはブックオフではなくて、本式の古書店もいかがでしょうか。
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