好きなテレビ番組はアド街ック天国とタモリ倶楽部です、森田、森田です。
今回は嵐山近辺の史跡をめぐります。かなり雪が積もっている時期に行ったので大変でした。
どれぐらい大変かというと、膝より下は雪で埋もれるようなところが無数にあって、当然靴も靴下も濡れ鼠、帰宅したら足が完全にふやけてました。同行者がいたら絶対に行けないような行程ですが、幸い、雪が積もってる中突撃する物好きなんて自分しかいないので、無事にいろいろと回れました。

阪急の嵐山駅で下車。この駅はちょっと嵐山エリアの南すぎるのだけど、そこはご愛嬌(具体的に書くと桂川の南側で西京区。大半の嵐山の史跡は川の北側で右京区)。ただしJRの嵯峨嵐山駅は逆に北すぎるし、嵐電の嵐山駅は嵐山の中心にあるものの乗り換えの時間など考えるとそこまで効率もよくないので、ここは阪急を使います。

まず虚空蔵菩薩信仰で有名な法輪寺へ。

なんか、変わった神社が境内にあった。昔から電気と関係が深かったらしい。

数え年13歳の子供がお参りする十三参りでも有名です。
すでにして雪がまずいことになっている。

多宝塔は割合新しいものですが、雪のせいでかなり雰囲気があった。

雪のおかげで写真がかっこよくなった。

超メジャースポットの渡月橋。写真やテレビを含めれば、日本人で見たことない人は多分いないはず。ただ、これ、遠くから見るものであって橋の上からじゃよくわからんな。

雪だるまを誰かが作ってた。

夢窓疎石開山の臨川寺が橋を渡ったところの、ちょっと右に入ったところにあります。なお、現在拝観はしてません。

再度、渡月橋。謎の迫力。

ちょっと離れて撮影。

今回、世界遺産の天龍寺をパスしてます(前までは律儀に行った)。理由は過去に何度か見ているから。京都在住時ならともかく、現在はなかなか来れないのでできるだけ奥まで歩くため、断念。ただ、微妙に後で時間が余って、やっぱり行っておくべきだったかと後悔してます……。

ここから竹林の道が続きます。まさしく京都な光景。

このあと、雪道でシャレにならない目に遭うが、この時点では雪の日にあえて来てよかったと思っていた。なお、このあたり、自撮り棒出してる人の頻度が異様に高かったです。

修学旅行生がこのへんに来たら絶対に来る野宮(ののみや)神社。斎宮の潔斎所の一つと言われている場所で原木っぽさの強い黒木の鳥居で有名です。

まだ、雪であまり濡れずにテンションが高い状態。

御髪神社は文字通り髪の毛の神様。良縁の次ぐらいに個人的に大事な願い。

てくてく歩いていくと、常寂光寺(じょうじゃっこうじ)へ。16世紀末に角倉一族がこのへんの土地を寄進したのがはじまりです。紅葉でとてつもなく有名な寺。ただ、その時期に行くと、人が多すぎて、人が写りこんでしまうのでけっこう困る。

茅葺の門をくぐって奥へ。

日蓮宗寺院だけあって妙見宮が寺の中にあります。

多宝塔は1620年のもので重要文化財。たまに寺を女性的とか男性的とか表現することがありますが、ここほど女性的な風情の寺もそうそうないと思います。実際、訪れた時も、雪が積もったので撮影チャンスだと思って大阪から来たという人がいました。

角度を変えてもう一枚。

落柿舎(らくししゃ)は1686年、芭蕉の弟子の向井去来が草案を営んだものにちなむとか。一回廃絶して明治に復興されました。中には入ってないけど、外側からでも柿は撮影できた。近くに去来の墓もあります。

続いて、天台宗の名刹、二尊院へ。このあたりから雪が深くなってきて、ヤバくなってきてます。惣門は角倉了以が伏見城の薬医門を寄進したとか。

勅使門は1521年に三条西実隆が援助して作ったもの。

本堂も勅使門の年にできたらしい。同じく三条西実隆の援助。

高台にある法然上人廟。この近辺、わざわざ人が上がってきていないため、雪で足が埋もれました。興味ない人を連れていったら、絶対にケンカになると思う。
なお、角倉了以や三条西実隆などの墓がありますが、雪でえらい目に遭いました(ちゃんと行った)。

八社ノ宮は室町期のものらしい。
行き方
嵐山地区は阪急・JR・嵐電の各嵐山駅から徒歩。大半の史跡は観光寺院のため、それぞれ拝観料がかかる。拝観料がかかるイコールそれなりに時間も使うということなので、時間に合わせて適宜取捨選択したい。
次回めぐる大覚寺・清涼寺、およびパスした天龍寺なども含めてすべて徒歩で見ようと思えばほぼ丸一日かかる。逆に言うと、一日あればほぼすべて嵐山の史跡をコンプリートできるとも言えるので嵐山観光だけに一日費やすのもよいかもしれない。
法輪寺――境内自由。阪急嵐山駅が一番近い。
常寂光寺――400円
二尊院――500円。なお、28年9月まで本堂工事中のため拝観内容に変更アリとのこと。詳しくはウェブをご確認ください。
あと、告知を。
5月4日の文学フリマにウー1で参加いたします。既刊本しか置きませんが、よろしければ来ていただけるとうれしいです。
次回は嵐山の続きをめぐります。
今回は嵐山近辺の史跡をめぐります。かなり雪が積もっている時期に行ったので大変でした。
どれぐらい大変かというと、膝より下は雪で埋もれるようなところが無数にあって、当然靴も靴下も濡れ鼠、帰宅したら足が完全にふやけてました。同行者がいたら絶対に行けないような行程ですが、幸い、雪が積もってる中突撃する物好きなんて自分しかいないので、無事にいろいろと回れました。

阪急の嵐山駅で下車。この駅はちょっと嵐山エリアの南すぎるのだけど、そこはご愛嬌(具体的に書くと桂川の南側で西京区。大半の嵐山の史跡は川の北側で右京区)。ただしJRの嵯峨嵐山駅は逆に北すぎるし、嵐電の嵐山駅は嵐山の中心にあるものの乗り換えの時間など考えるとそこまで効率もよくないので、ここは阪急を使います。

まず虚空蔵菩薩信仰で有名な法輪寺へ。

なんか、変わった神社が境内にあった。昔から電気と関係が深かったらしい。

数え年13歳の子供がお参りする十三参りでも有名です。
すでにして雪がまずいことになっている。

多宝塔は割合新しいものですが、雪のせいでかなり雰囲気があった。

雪のおかげで写真がかっこよくなった。

超メジャースポットの渡月橋。写真やテレビを含めれば、日本人で見たことない人は多分いないはず。ただ、これ、遠くから見るものであって橋の上からじゃよくわからんな。

雪だるまを誰かが作ってた。

夢窓疎石開山の臨川寺が橋を渡ったところの、ちょっと右に入ったところにあります。なお、現在拝観はしてません。

再度、渡月橋。謎の迫力。

ちょっと離れて撮影。

今回、世界遺産の天龍寺をパスしてます(前までは律儀に行った)。理由は過去に何度か見ているから。京都在住時ならともかく、現在はなかなか来れないのでできるだけ奥まで歩くため、断念。ただ、微妙に後で時間が余って、やっぱり行っておくべきだったかと後悔してます……。

ここから竹林の道が続きます。まさしく京都な光景。

このあと、雪道でシャレにならない目に遭うが、この時点では雪の日にあえて来てよかったと思っていた。なお、このあたり、自撮り棒出してる人の頻度が異様に高かったです。

修学旅行生がこのへんに来たら絶対に来る野宮(ののみや)神社。斎宮の潔斎所の一つと言われている場所で原木っぽさの強い黒木の鳥居で有名です。

まだ、雪であまり濡れずにテンションが高い状態。

御髪神社は文字通り髪の毛の神様。良縁の次ぐらいに個人的に大事な願い。

てくてく歩いていくと、常寂光寺(じょうじゃっこうじ)へ。16世紀末に角倉一族がこのへんの土地を寄進したのがはじまりです。紅葉でとてつもなく有名な寺。ただ、その時期に行くと、人が多すぎて、人が写りこんでしまうのでけっこう困る。

茅葺の門をくぐって奥へ。

日蓮宗寺院だけあって妙見宮が寺の中にあります。

多宝塔は1620年のもので重要文化財。たまに寺を女性的とか男性的とか表現することがありますが、ここほど女性的な風情の寺もそうそうないと思います。実際、訪れた時も、雪が積もったので撮影チャンスだと思って大阪から来たという人がいました。

角度を変えてもう一枚。

落柿舎(らくししゃ)は1686年、芭蕉の弟子の向井去来が草案を営んだものにちなむとか。一回廃絶して明治に復興されました。中には入ってないけど、外側からでも柿は撮影できた。近くに去来の墓もあります。

続いて、天台宗の名刹、二尊院へ。このあたりから雪が深くなってきて、ヤバくなってきてます。惣門は角倉了以が伏見城の薬医門を寄進したとか。

勅使門は1521年に三条西実隆が援助して作ったもの。

本堂も勅使門の年にできたらしい。同じく三条西実隆の援助。

高台にある法然上人廟。この近辺、わざわざ人が上がってきていないため、雪で足が埋もれました。興味ない人を連れていったら、絶対にケンカになると思う。
なお、角倉了以や三条西実隆などの墓がありますが、雪でえらい目に遭いました(ちゃんと行った)。

八社ノ宮は室町期のものらしい。
行き方
嵐山地区は阪急・JR・嵐電の各嵐山駅から徒歩。大半の史跡は観光寺院のため、それぞれ拝観料がかかる。拝観料がかかるイコールそれなりに時間も使うということなので、時間に合わせて適宜取捨選択したい。
次回めぐる大覚寺・清涼寺、およびパスした天龍寺なども含めてすべて徒歩で見ようと思えばほぼ丸一日かかる。逆に言うと、一日あればほぼすべて嵐山の史跡をコンプリートできるとも言えるので嵐山観光だけに一日費やすのもよいかもしれない。
法輪寺――境内自由。阪急嵐山駅が一番近い。
常寂光寺――400円
二尊院――500円。なお、28年9月まで本堂工事中のため拝観内容に変更アリとのこと。詳しくはウェブをご確認ください。
あと、告知を。
5月4日の文学フリマにウー1で参加いたします。既刊本しか置きませんが、よろしければ来ていただけるとうれしいです。
次回は嵐山の続きをめぐります。
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